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​未生流とは

 未生流は、江戸後期文化年間に流祖・未生斎一甫が創流したいけばなの流派です。

 世の中を構成する「天地人」と「木・火・土・金・水」、さらには「天」と「地」を表現することで「陰陽」の要素を、均整のとれた二等辺三角形の花形の中に表現します。

 未生流にとって「花を生ける」という行為は、草木のあるべき姿を美しく表現することだけではありません。

 生けあげる「花形」と、花を生ける「行為」よって、自然界と人間が調和、融合した世界観を表現しているのです。

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格花

流祖・未生斎一甫によって創始され、今日まで伝承され続けている花形です。

檜葉や伊吹杉、万年青など、伝統的な花材を用いて生けあげますが、グラジオラスやストレリチアなどの洋花も格花の花材として用います。

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新花

昭和初期に整備された花形で、みなさんが想像する「いけばな」のスタイルです。

草木の自然の姿を尊重して風情を表現する「個性盛花」と、花材の色彩や質感を重視して色の持つ面白さを表現する「色彩盛花」があります。

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